コラム:AIIB参加問題、日本の様子見は正解 | Reuters
広告
──中国主導のAIIBに日本が参加するためには、常駐理事会設置など執行部の行動に一定の規律を強いる仕組みが必要だと加藤元財務官は指摘。
加藤隆俊 国際金融情報センター理事長/元財務官
[東京 28日] 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)。その創設メンバーへの参加を日本政府は見送ったが、これは常識的かつ合理的な判断だったと思う。ガバナンスの枠組みが不明瞭なうえ、事前に示された情報から判断すれば、現時点で政府が国民に対して参加メリットを明確に説明することは難しいからだ。